2025.05.28 金の分析
こちらは日足で確認するゴールドチャートです。
現在、ゴールドは上昇後、日足チャート上で下降型の拡大型パターンが形成されています。
過去4日間、日足20移動平均線に支えられて反発と下落が繰り返されており、5月27日のローソク足が陰線で引けたことから、現時点では20MAのサポート再テストおよびブレイクの可能性を考慮してトレードに臨むべきです。
もし20MAを割り込む場合、左側にある青色の価格帯を解消するために下落する可能性が高く、その時に一目均衡表の雲がサポートからレジスタンスに転換するポイントになる可能性があります。
2時間足チャートを見ると、一目均衡表の雲の中で下限から反発していることが分かります。
ゴールドの転換点は、おそらく雲を明確に下抜けるかどうかにかかっていると見られます。
現在注目している価格は約3286付近であり、雲のブレイク+直近安値3277.8を下回る場合、3200ドル前半、もしくは3100ドル台まで下落する可能性があると考えられます。
買い目線の場合は、下降トレンドラインの突破と3366.5の上抜けが必要です。
このトレンドラインを突破すれば、下降型拡大型パターンをブレイクしたことになり、最大でパターンが始まった3500付近までの上昇が期待できるゾーンです。
結論
現時点では下落に備える姿勢が適切と判断されます。日足20MAのブレイクがいつ発生するか分かりませんが、発生すれば急落が予想されます。
上昇を狙うにはまだ早く、明確にパターンがブレイクされた後でも遅くはないと判断されます。現在のパターンは依然として下方向を示唆しています。
FGLD1!のトレードアイデア
金/ドルは、3200ドル以下〜3000ドルへの調整の可能性現在の金/ドルの大きな上昇の起点を辿ると、2022値の後半からだと分かる。
それ以後、概ね、エンベロープ(100日±10%)の中での推移が続いている。
100日移動平均付近まで下がると反発上昇(赤い矢印)、100日移動平均の+10%程度まで上昇すると一旦下落(青い矢印)が繰り返している(例外あり)
そして、直近では、100日移動平均の+10%を大きく超えて+20%まで上昇して反落しているのが現状。
ここまでの動きの傾向が繰り返されるのならば100日移動平均+10%以下にまで調整があるのではないかと考える。価格で言えば3200ドル以下。100日移動平均まで戻るならば、3000ドル付近か(移動平均自体の上昇継続とレートの下落による)
結論
現在の金/ドルの上昇は、現在の上昇局面の中でも行き過ぎている。近いうちに3200ドル以下、3000ドル程度までの調整になる可能性があるとみる。
ゴールドの方向性 25.01.20こんにちは、Greedy All-Dayです。
本日の分析はゴールドについてです。
ゴールドの日足チャート分析
チャート:
主な観察ポイント:
ゴールドは最近、長期の下降抵抗トレンドラインを突破しました。
この抵抗線は2024年10月31日の高値から始まり、2025年1月16日に突破されました。
抵抗線を突破した後、ゴールドは2761付近の高値まで上昇しましたが、オレンジ色の供給ゾーンの上限(2761.3)を突破できませんでした。
現在の抵抗水準は2761.3以下の2759.2で、短期的な調整が発生しました。
サポートテストと展望:
黄色の抵抗トレンドラインは、サポートラインへと転換されたことが確認されました。
オレンジの供給ゾーンはまだ突破されていませんが、全体的な上昇モメンタムは維持されています。
次の抵抗水準:
2761.3を突破した場合:
次の抵抗水準は2772.6 (紫色のゾーン内の上ヒゲ抵抗)です。
2772.6を突破すると、史上最高値(2801.8)付近への上昇の可能性が開かれます。
長期トレンドラインと供給ゾーン分析
チャート:
下落リスク:
短期的なトレンド転換は、緑色のボックスの下抜けが必要です。
現在の重要なサポート水準: 2666
このサポートを下回る場合、ゴールドは一目均衡表の雲を下抜ける可能性があります。
赤色の供給ゾーンの下限(2595)を下抜けると、大きなペナントパターンが下落トレンドへ転換する可能性があります。
現在のゴールドの位置と取引戦略
チャート:
買い戦略:
2761.3を突破した場合にエントリー:
直近の高値供給ゾーンの上限突破が重要な買いシグナルです。
目標: 2772の抵抗ゾーン。その後、2772を突破すると史上最高値への可能性。
売り戦略:
2729.2~2720.9を下抜けた場合にエントリー:
ゴールドが再び下落モメンタムに戻るには、現在のサポートトレンドライン(黄色)が抵抗ラインに転換する必要があります。
下抜け時の次のサポート水準: 赤い上昇トレンドライン。
まとめ
上昇シナリオ:
2761.3を突破した場合: 2772.6およびその上への上昇可能性。
下落シナリオ:
2729.2~2720.9を下抜けた場合: 赤い上昇トレンドラインへの調整の可能性。
重要な価格帯を慎重に監視し、戦略的に対応してください。 🚀
自民党総裁選が金相場に与えた影響と今後の展望jp.tradingview.com
9月27日の市場は、自民党総裁選に大きく動かされました。1回目の投票で、金融緩和の継続を掲げる高市早苗氏が1位になると、為替は1ドル=146円台まで円安が進みました。しかし、決選投票で石破茂氏が逆転勝利すると、ドル円は一気に142円台まで円高が進みました。そして、30日、円建て金先物は大きく窓を開けて下落しました。
ここで気になるのはサポートゾーンです。ここまでの上昇相場が下落に転じるポイントを知ることで、押し目を拾いやすくなります。
高値:12,603 安値:11,421 安値:10,804
0.382:11,916 0.618:11,873
1万2千円を割って下げてきたところが買いゾーンになっているようです。
【大阪金】 V計算値に到達せず昨日の大阪金は高値から安値への落差が279円という歴史に残る暴落日。
個人的には東商原油を売り建てていたので、個人史に残る大勝利日となりました。
原油に関しては、金やパラジウムなどに比べ「掘ろうと思えば掘れないことはない」という圧倒的な差があります。
つまり、バイデンがもし「クリーン政策止めました!緊急時なのでアメリカのシェールオイル掘ります!」と言ったら、いつでも暴落できるということ。
まだ下がる余地は十分あるし、ボラティリティが高すぎるので少しだけショートポジション取って、あとはしばらく傍観します。
しかし、大阪金は違います。
「刷れない」「掘れない」。
しかも279円も暴落した翌日はたいてい反発するものです。
米CPIも高い数字になるだろうし、V計算値(落ちた分騰がる)くらいいくかな、と買いエントリーしましたが、落ちるのにかかった時間の半分経過しても反発はこの程度。
金反発!!
というほどの力はないと見た。ちょっとだけ利確して終了。
来週のFOMC次第では、強烈なショートポジションもあり得ると思っています。
GoldにおけるCTAのトレンドフォローポジションは強気を継続インジケータはヘッジファンドであるCTAのトレンドフォロー戦略の複製を試みたものです。
この戦略で多数のアセットでのトレンドフォローを行うと、
利益が出ることが検証済みです。
(20以下のアセットで、この戦略を行うことは推奨されません)
上部の紫色のゾーンにラインが入ったところでは、CTAの買いが予期され、
下部の紫色のゾーンでは売りが予期されます。
真ん中の0ゾーン付近では、反対売買による決済が予期されます。
ゴールドGC1!に注目すると、
インジケータは上部紫色のゾーンを、継続的に超えるか張り付いていることが分かります。
これは大相場のトレンドであることを示しています。
CTAが決済することが予期される価格帯は、2274.76~2333.96です。
これは現在のゴールド先物の価格よりかなり下です。
これは大相場のトレンドをつかもうとしているプレイヤーは、
だいぶ価格が急落しない限り、現在のトレンドを乗り切ることを示しています。
ゴールドは金利などのファンダメンタルの後押しもあり、
強気が維持されるでしょう。
中央銀行の金融政策が金相場に与える影響jp.tradingview.com
中央銀行の利下げ割合が金価格の上昇のトリガーになっているが、低金利だからと言って金価格が上昇を続けているわけではない。低金利時代に突入すると、金相場は他のアセットクラスとの比較によっては買い支えられないことがある。
最近では、カナダ銀行、欧州中央銀行、イングランド銀行、中国人民銀行など、金利引き下げに踏み切る中央銀行が増加している。
また、最新のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、パウエル議長が経済指標次第では9月に利下げの可能性があると指摘した。実際、FedWatchツールでは、9月の利下げを確実視している。FRBに追随し、今後はより多くの中央銀行が利下げに踏み切ると予想され、金価格の上昇につながる可能性がある。
一方で、日本銀行は更なる利上げの可能性を示唆した。今後、注目すべきはドル建て金先物相場と円建て金先物相場のスプレッドなのかもしれない。
出来高プロファイルとオプションの取組高jp.tradingview.com
これまでフィボナッチ等級を使って、サポートとレジスタンスを算出していますが、出来高プロファイルも重要な情報です。実際の売買が多いエリアはレジスタンスとサポートになっています。
今回は、ドル建てのNY金先物の固定期間出来高プロファイル(FRVP)を使って、上昇中の金先物のサポートポイントを探りました。
**① 2361米ドル**
**② 2187米ドル**
①と②はこの先、重要なサポートポイントになると考えられます。
フィボナッチ分析と出来高プロファイルはサポートとレジスタンスを探るうえで貴重な情報ですが、それとは別に一般公開されているオプションのOpen Interest(取組高)データにも目を向けるべきです。
4月12日時点では、2360米ドルと2300米ドルのPutオプションが大量に残っています。市場価格に近い2360米ドルは①と1米ドル差です。目先は2360米ドルを割ってくるようであれば、ストップを巻き込んで、想定よりも大きく下落する可能性があります。
強い上げ相場となっているNY金先物ですから、レジスタンスレベルが注目されます。
フィボナッチ・エクステンションを使用してレジスタンスを割り出していますが、それ以外にシカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ(CME)が公開しているオプションデータに目を向けると、4月12日時点では、2500米ドルのCallオプションが大量に残っています。
直近は2500米ドルまで上昇しないと予想する向きが多いようで、この価格帯が重要なレジスタンスゾーンとして意識されています。
ビットコインと金の価格動向:投資家にとって重要なポイントjp.tradingview.com
ビットコイン価格は、2023年から金の動きを約1週間遅れて追随しています。 これは、投資家にとって重要な情報です。
金価格は、ビットコイン価格の先駆けとなる可能性があります。 つまり、金価格の動きを観察することで、1週間後のビットコイン価格の動きをある程度予測できる可能性があります。
最近、金価格は横ばいから上昇に転じました。 これは、ビットコイン価格も今週中に上昇に転じることを示唆しています。
金価格は新高値を目指している可能性が高いです。 しかし、ビットコイン価格も必ずしも同じように上昇するとは限りません。
ビットコインと金は、奇妙な関係を持っています。 投資家は、この関係を理解し、分散投資の戦略に活かす必要があります。
金とビットコインへの投資は、必ずしも分散投資にならない可能性があります。 両者の価格動向が連動しているため、暴落時には両方の価格が下落する可能性があります。
投資家は、リスク管理を徹底し、慎重に投資判断を行う必要があります。
大証 金標準先物のフィボナッチ分析2jp.tradingview.com
金標準先物はサポートを見つけ、反発しています。この反発を絶好のショートチャンスとみるのか、それとも、ここからブレイクして新高値をつけていくのかは各自のトレンド定義によると思います。
<トレンド>
中期トレンド: 上昇
短期トレンド: 下降(ニュートラル)
フィボナッチ分析では、金標準先物は厚めのレジスタンスゾーンに向かって上昇中です。
<レジスタンスゾーン>
0.618 FE* 9481
0.618 FR* 9506
0.382 FR 9526
*FE: フィボナッチ・エクステンション
*FR: フィボナッチ・リトレースメント
短期トレンドが下降からニュートラルにシフトしているところですが、
レジスタンスゾーンで金標準先物をショートする場合、
ストップは0.618 FR 9718より上に設定することになります。
金価格の上昇要因
連邦準備制度理事会(FRB)は2022年3月16日から政策金利を引き上げはじめました。
FRBは連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利のフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%引き上げ、0.25~0.50%とすることを決定。これは、2020年3月に新型コロナウイルス感染症の拡大を抑制するために実施したゼロ金利政策から、約2年ぶりの利上げとなりました。
その後、FRBは2022年5月、6月、7月、9月、11月、12月のFOMCで、それぞれ0.25%の利上げを実施しました。これにより、2023年10月31日現在、政策金利は5.25~5.50%と、2001年以来22年ぶりの高水準となっています。
FRBが政策金利を引き上げる理由は、高インフレを抑制するためです。米国では、2022年5月に消費者物価指数(CPI)が前年同月比8.6%上昇し、1981年12月以来の高水準となりました。FRBは、政策金利を引き上げることで、経済活動を鈍化させ、インフレを抑制しようとしています。
FRBが政策金利を引き上げはじめた頃から中央銀行が米国債をリザーブとして保有する比率を下げています。特に、中国は米国債券の保有率を一気に下げました。それと同時に、中国はリザーブとして金の保有率を高めています。ロシアがウクライナに侵攻したのはちょうどその頃です。そして、中国をはじめとする多くの国がアメリカや欧州諸国が提唱するロシアに対する経済制裁には賛同せず、ドル離れが話題になりました。金は安全資産と言われ、金価格がこの頃、上昇し、マーケットではドル離れが話題となりました。
10月、ハマスによるイスラエルへのテロ攻撃で、金融市場に激震が走りました。安全資産である金が再び買われました。そのため、多くは地政学リスクの高まりが金価格を押し上げている要因であるとされています。安全資産の金がが買われたとは言え、地政学リスクが主要因であれば、金価格の上昇は一時的な質への回避に過ぎないはずです。
過去のデータから米国債券市場のボラティリティが高まると金価格は上昇しています。中国が米債保有率を下げたのは債券市場のボラティリティ(MOVE指数)が上昇すると判断していたからとみるべきでしょう。
米国債券市場が落ち着きを取り戻すと金価格の上昇が一旦、終焉を迎えると思われます。金と米国債は一見、無関係のようですが、実はかなり密接な関係にあるようです。
7/26~7/28の金価格について自分の勉強のために整理してみました。
あくまで一般論なのですが、金の主要な価格決定要素はこんな感じです。
<金の主要な価格決定要素>
①投資家心理:金は「セーフ・ヘイブン」(安全な投資対象)とみなされており、投資家が経済環境に対して不安を感じると、金への投資が増えることが一般的です。その結果、金の価格が上昇します。
②金利:金利が上昇すると、無リスク資産である国債などのリターンが上昇します。その結果、リスクを取らずに利益を得られる投資が増えるため、金への投資が減少し、金の価格が下がる傾向があります。逆に、金利が低下すると、金への投資が増え、金の価格が上昇する傾向があります。
③債券市場:債券市場と金の価格は、一般的に逆の関係にあります。金利(債券の利回り)が上昇すると、債券の価格は下がりますが、その場合、金への投資が減少するため、金の価格も下がります。逆に、金利が下がると、債券の価格が上昇し、金の価格も上昇します。
④株価:株価と金の価格は、通常、負の相関関係にあります。株式市場が好調な時、投資家はよりリスキーな資産に投資する傾向があり、その結果、金への投資が減少し、金の価格が下がることが多いです。一方、株式市場が不安定または下落すると、投資家は安全な資産である金に逃避するため、金の価格は上昇します。
⑤コモディティ価格:一般的に、コモディティ価格が上昇すると、インフレの懸念が高まります。金は伝統的にインフレヘッジとみなされているため、コモディティ価格の上昇は金の価格上昇を引き起こすことがあります。
⑥ドルの価値:金の価格は通常、米ドルと負の相関関係にあります。ドルが強まると金の価格は下がり、ドルが弱まると金の価格は上がります。これは、金がドルで表示されるため、ドルが強くなると、他の通貨で計算した場合の金の価格が相対的に高くなり、需要が減少します。
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これらすべての要素が相互に関連し、複雑なインタラクションを通じて金の価格を決定します。
これらの要素を組み合わせて今回の状況を分析すると、、、
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<今回の分析>
①金利の影響:金利が上昇した場合、通常、投資家は高利回りの資産(例えば、債券)に投資することを選び、金への投資を減らす可能性があります。これは金価格の下落圧力を生む可能性があります。
②インフレの影響:インフレ率が上昇すると、通常、金価格も上昇する傾向があります。これは、金がインフレヘッジとして機能し、投資家がインフレの影響を避けるために金を購入するからです。今回インフレ率は3%と下落しているので金価格は下落圧力がかかります。
③失業率と経済状況の影響:失業率が低く、FRBが経済の健康状態に対して前向きな見解を示している場合、これは金価格の下落圧力を生む可能性があります。これは、経済が好調であるとき、投資家はリスク資産(例えば株式)に投資することを選ぶ傾向があるためです。
④株価の影響:株価が上昇すると、投資家は金よりもリスク資産への投資を選ぶ可能性が高いです。これは、株式が投資家に高いリターンを提供しているという証拠であり、その結果、金価格に下落圧力を与える可能性があります。
⑤債券価格の影響:超長期米国債ETFが下落しているということは、一部の投資家が債券から退いている可能性があります。これは、それらの投資家が金などの他のセーフヘイブン資産に流れる可能性があり、金価格の上昇圧力となる可能性があります。
これらすべての要素を考慮に入れると、⑤は金価格の上昇を示唆していますが、他の要素(特に金利の上昇と株価の上昇)は金価格の下落を示唆しています。
今回の状況では、金価格には下落圧力が強い可能性があると考えたわけです。
ビットコインは、暗号資産の中では「デジタルゴールド」と呼ばれ、投機的な要素も持ちながら(DeFiなど例外はあるけど)金利もつかない資産です。ある程度の相関があります。このため、下落と予想したということになります。
<実際に金価格がどうだったか>
金先物30分足のチャート、オレンジがビットコイン、水色がEDV
・7/25くらいまでは、FOMCを意識してポジションを落としている
・7/27 3:30 パウエル議長の会見では上昇
・7/27 21:00-22:30 市場Open前後で2%近く下落
・7/28 2:00 7年債入札では変化なし
・7/28 7:00頃2%上昇。一気に買い戻されている
ビットコインと債券は金利に引きずられて下落しましたが、やはり金は「セーフ・ヘイブン」としてのステータスが別格ですので、機関投資家だけでなく中央銀行も金を「金準備(gold reserve)」として保有するので、安定感は一番ですね。
今回、急激に下落したあとに戻していることから、一部の超富裕層や機関投資家が経済環境に対して不安を感じて金への投資を増やしているのではないと思います。
「金・ゴールド」長期ロングポジションの一時撤退ここから2-3年といった長期の期間で何に投資をするべきかと尋ねられれば、私はその選択肢の一つに間違いなく「金・ゴールド」を入れる。
「金・ゴールド」の長期的な見通しは非常に良く、金はやがて2000ドル台の定着、更に3000ドル台への突入ということも視野に入れている。
但し、このタイミングでは長期投資を目的に保有している「金・ゴールド」のロングポジションを一旦解消しようと思う。
S&P500が4000ポイントを割込み、更なる株価の下落が見えて来たこの局面では、元来「金・ゴールド」は資金の安全な逃避先として、既に2000ドル台の底固めを行うような動きをするであろうと予想していた。
しかし実際はそうはなっていない。
このことはやはり、今後米国を始めとし、世界主要国で足並みを揃えて行われる世界同時金融引き締め(今後1年間に主要国合計2兆2000億ドル規模QT推計)の影響が強いと思われる。
よって金相場の中期見通しは「弱気」に変更しようと思う。
以下、金チャートの価格的重要点だ。
NY金価格1800ドル台には年足ピボット、中長期移動平均、価格帯別出来高と強いサポートが控えていたが先日、金曜日にヒゲ足ベースで1800ドルを割り込んだ。
1800ドルから下には強いサポートが無く、
・まず一つ目のサポートとして考えられるのが日足800MA
・続いて年足ピボットS1、2011年Wボトム+8月サポートの重なる1673.3(最も強い)
・それも抜ける場合には金のヒストリカルドローダウン率30%あたりから意識される1500
この辺りがサポートラインになり得るかと思う。
「金」とは「資産」として分析するべきなのか?「通貨」として分析するべきなのか?が度々議論される。
其の実両方であろう。
現在は金の「通貨」という側面からも世界的なQTで表向きは法定通貨の信用は崩れる局面になく、金利も付く法定通貨に対して金は分が悪い。
(但し長期的には、その信用力において金が全ての法定通貨を凌駕していくだろう)
また金相場上昇・下支えの要因として、シナリオを考えていた中国政府の「金・ゴールド」外貨準備積み増しも当面は起きる気配がない。
いつ中国が再度「金・ゴールド」を外貨準備に購入し始めるのかはまた改めて考察を投稿しようと思うが、とりあえずこの数ヶ月以内に中国政府が「金・ゴールド」の購入再開を始めることはなさそうだ。
よって、金の長期ロングポジションは一時解消。
再度押し目で拾い直しの方向で考えたい。
値動き次第では、金の中期ショートポジションを取るタイミングも来るかもしれない。
ちなみに中国について余談だが、今秋に行われる「第20回党大会」において習近平の国家主席三期続投が決定するまでは中国経済は回復しないことをメインシナリオとして考えて行きたい。
というのも拙者は華僑をクライアントに仕事をしており、彼らから生の意見を聞くことが多い。
トレーディングビューに政治的なことを投稿するのが許されるか分からぬため詳細は書かぬが、現在中国で行われている厳格な行動規制は、ゼロコロナ対策というのはあくまで建前で他のことを実の目的に行われているという。
そしてそれは今秋の党大会終了までは大きく変わらぬという。
ということで、今秋までは中国の行動規制によるサプライズチェーンの滞りや景気減速による需要減が続くということを頭の片隅において各マーケットの分析をして行きたい。
話は逸れたが、今回の金相場に関する考察は以上である。
【大阪金】 祭りの開幕小次郎講師のミライ型移動平均線大循環分析によると、
現在、
・大阪金(TGD)、大阪白金(TPL)、Rゴム(TRB)、東商原油(TCL)
の4銘柄が 『P1S1戦略』 に該当します。
一言で言って「長期上昇トレンドに入った」ということです。
そして、
・大阪銀(TSI)は4月4日に
『P1S1』 に突入します。
図らずも、銀が『P1S1』に突入する日はロシアがデフォルトする予定の日(国債の元本20億ドルの支払いの日)と被りますね。
①大阪金(TGD)、大阪銀(TSI)、大阪白金(TPL)、Rゴム(TRB)、東商原油(TCL)すべてが『P1S1』
②ほぼすべての銘柄の3本の移動平均線、3本のMACD線が上向き
③極めつけは、ご存知ドル円の『P1S1』状態
ドル建てのコモディティにとって「祭り」以外に表現できないこの状態は、私の生きてる間ではたぶん最後の機会でしょう。
この状態でロングポジション取らなかったら、なんのために投資をしているのかわかりません。
ハイリスクは承知の上。
全ポジション、フルフルで整えました。
もうMACD線が暗く落ちるまで、ただひたすらホールドです。
【真・コモディティ無双】祭りは近い今年、コモディティが熱いことになるのは、多くの方が指摘していることです。
たしかに、普通に考えればそういうことになるわけで、今立てられている問いは、
Q. トレンドになるか否か?
ではなく、
Q. いつ号砲が鳴るのか?
です。
ウクライナうんぬんはフェイク号砲でしょう。
昨晩のFOMCは、真の号砲になる可能性があったし、今や可能性ではなく、3月17日3時30分に明らかに流れが変わりました。
さきほどNY金もダウントレンドの壁をぶち破りました。
「あの晩のパウエルさんの問答が号砲であった」と2年後に語っている可能性、対して、勢いが続かずコモディティ全体がダウントレンドに入る可能性。
10対1くらいの確率で前者が優位な状況に見えます。
ややフライング気味に、金、銀、白金はエントリー。
掲示しているのは15分足ですが、日足でMACDがクロスするあたりで本格的にポジションを作ります。
【大阪金】 どこまで下がる!? 計算してみた。1週間前のコモディティ無双が懐かしく感じるような様相となってきました(笑)
原油は3月18日までは引き続きショート。
そして、前回の投稿でTGD(大阪金)の失速を理由に利確。
その後、売りポジションを建てましたが、こちらも順調に利を出しています。
さて、この金売り。どこで手仕舞うかを、自身の勉強のためにも計算してみました。
結論から言えば、
・訂正波分下がる黄色のボックスの1938.4ドルで半分利確
希望的観測で「N計算値まで下がってくれないかなー」と半分はそのままホールドして、
・N計算値(濃い紫)の1913.3ドルまで下がったらもう半分も利確
かなと思っています。
N計算値の値と、時間を計算すると(下落に要した時間の倍で計算)ちょうどFOMCの発表の時間あたりとかぶるので、希望的観測ですけどそこそこあり得のではないかと思っています。