ドル円展望~6月1週目経過時点です~2か月振りの投稿となりますね。
相場の皆さまお久しぶりです!
さて、先週金曜日に発表された雇用統計では、結果自体は予想を上回り上昇。
同日に直前まで下落基調だった分もあってか、1円以上大きく値を伸ばしました。
私は指標の予想等はあまり得意では無いので、実際どちらに行くのか等は分かりませんでしたが、市場の予想では下に向かっていくと考えていた人も多かっただけにある意味サプライズな動きになったのかもしれませんね💦
今回の結果に対して界隈では色々と異論があるようですが、私にはそれぞれの意見にも甲乙付け難く、ましてやそれに対して特に意見することはありません。まぁつまり、「正直よく分からない」とだけ言っておきましょう。
そんな私ですが、私の中でファンダメンタルは重要な事とは重々理解しているつもりでも、私のテクニカル主体のトレードの本質とは結局の所、今起こった結果とその事実に対して後追いする立ち回りしかできないので、これからもそれをやっていくのみです。
:前置きが長くなり申し訳ありませんでした。それでは本題に入ります。
6月に入ったので、まずは先月までのドル円の月足チャートから見ていきますが、上位足であるほど大筋の環境認識として見ていきます。
【月足】⇊
皆さんもお分かりの通りですが、4月が大陽線で、直後に為替介入があった為下落して、一時的に5月は全戻ししていましたが、最終的にその下げ分もほぼ折り返し戻して5月は長い下髭となり、今月に入ってもまだ4月の高値には到達していませんね。
先月の時点でも高値を更新していなかった事に加え、先月の各経済指標ではドル安を示唆する様な結果が多く、徐々にドル安の雰囲気になっていた所に先週金曜日の雇用統計でその予想を裏切るかの様にドル高の結果となり急上昇したせいで、今月はまた下に髭を付けている状態です。
大筋では私の中でドル円は上目線であり、大まかには黄色矢印の様な上昇のし方になると予想しています。(過去の投稿でもその話はしていますのでご覧ください)
とは言え、まだ今月の足がどうなるかは全く計り知れません。
今はそういう髭の大きくなるような不安定な動きの最中であるという事は、何となく伝わったかと思います。
というか伝わって欲しいです。
では次に週足です。
【週足】⇊
週足では、先週は下髭の長い陰線となりました。
週足チャートでは、テクニカル的に言うとアセンディングトライアングルの成立後、上にブレイクし、その後介入が入ってきて、結果的に介入がそのアセトラの上限ラインである凡そ152円までのロールリバースとなり、それがレジサポ転換し、現在の位置までの上昇となっています。
そして、現在はまだエリオット推進波の5波の最中であると考えています。
先週は、金曜日の上げが無ければ、もっと大きな陰線になって再度152円すら目指し、介入後の安値を超える下げが有れば、ダウ理論的にはエリオット5波も終了していたのかも知れなかったのでしょうが、たらればの話は相場では無意味なのでやめます。
それよりも、「下髭の長い陰線」という事実を基に私は考察していきたいと思います。
まず、先週までの時点では介入後の戻しから既に157円台まで到達しており、既に過去の介入があった価格帯迄到達しています。
現時点では再度介入、等と言う話は殆ど出てきていませんが、やはり先週末の雇用統計で起こった上昇によって今後更に上昇の流れが継続していき再度170円台に乗せ、更に先週までの高値を超えてくれば、また為替介入を警戒した動きは出てくると思います。
つまり、単純に言えば、週足レベルでもまだまだ目線は上となります。
実際、介入の事を意識するのは大事ですが、気にし過ぎるとテクニカルの勘が鈍ります。
何度も言いますが、私は基本的には既に起こった「事実」を基に考察し、動きます。
その基本的な考えの基、次からは戦略的な説明と共に日足を見ていきましょう。
【日足】⇊
昨日の日足は見ての通りの陽線ですね。
昨日まで雲の中に刺さっていたローソク足も雲を上抜けし、遅行スパンはローソク足の上に抜け、一目均衡表でいう所の三役好転の状態に戻りました。
勿論それだけではありませんね。
確定足で5日移動平均線と20日移動平均線の上に位置してきた事や、先週の間には153.6の押し安値を割らずに6/5には包み足(2本の線で構成されるので洋語ではツーバーリバーサルとも言いますが)のプライスアクション発生と、その翌日6/6日の陰線を6/7の陽線で更に包み足となり、背先週月曜日までの下落に対しての強い上昇転換の合図であったとも捉えることができます。
まぁ、まだ戻り高値157.709まで戻してきている訳では無い為、「上昇転換からの上昇継続」という事実確定までにはなっていませんが、今週以降はその可能性が有る事が見て取れます。
その上で来週の経済指標の予定を見てみると、重要イベントがあるのは6/12(水)21:30の米CPIと、同日の27:00からのFOMCM、27:30パウエル議長の会見があります。
以降は、6/14(金)正午前後 日銀金融政策発表
6/14(金)15:30 植田総裁の会見
と、こちらも重要イベントですね。まぁこちらはFOMCが明けてから考えるとしておきます。
それまでの間は、少なくとも先週の上昇の流れが週明け月曜日から直ぐに、しかも急激に(金曜便分を全戻しするレベルで反落するというのはかなり考え難いです。
という事は、少なくともレジスタンスされる可能性の高い直近戻り高値ラインまでは、ゆっくりでも上昇していく公算は高くなるのでは?と考えがまとまってきます。
勿論多少なら、現在地点より下落していくシナリオもある事を忘れないで欲しいですが、ちょっと小さめに下落した場面では、更に時間足レベルの下位足で見たMAや水平線などをサポートに少なくとも水曜夜までは、デイトレでは押し目買い戦略の優位性が高そうかなと考えています。
という事で4時間足を見ていきます。
【4時間足】⇊
4時間足は先週の高値157.709をトップにしたダブルトップ天井のネックラインでもあった156.580を上抜け(一度下抜けたサポートラインを再度レジサポ転換している為今はサポートラインと見る)しています。
ただ、ローソク足実体では156.7付近で止まっており、一瞬157円まで到達した先は髭となって上値を抑えられています。この高値157.0辺りには、下降トレンドラインと、以前まで機能していた上昇トレンドラインとが交差している位置になっており、それぞれはレジスタンスラインとして機能する可能性が有るラインで、そして今はまだ下降トレンドラインの下に位置しています。
この157.0という価格帯が今の上昇を邪魔しているので、これを超えるか否かで週開けが始まりそうですよね。
私の見解ではローソク足の動き的に見て、もう一度くらい高値チャレンジをしそうな勢いはありますが、一旦は押し戻される展開を予想しています。
又、急上昇直後である為、4時間足20SMAや更に下位足の1時間足20SMAとの乖離も大きくなっているので、普通に考えれば真上にハッキリとした抵抗があるのであれば、それを背に一旦押してくるはずです。
私としては、週明けは押し目を待って、上抜けしたての日足及び4~1時間足レベルのサポートとなりそうな20SMAや20EMA又は1~4時間足200SMA,EMAなどの各平均線までの押しからの反発を期待した押し目買いや、157.0で頭を押さえられた場合のみにその押し目となる位置までの反落狙い売りのどちらか又はどちらもでやっていきたいと考えています。
という事で一応1時間足チャートも載せておきますね。
【1時間足】⇊
月~火位はこのシナリオで行けると思ってますが、チャートの動き方次第では予想は現時点でのものからガラッと変わる可能性も十分あるので、毎日のデイトレシナリオ予想はSNSで発信していきます。
ではコツコツ積み重ねて頑張っていきましょう!!
サポート&レジスタンス
~修正版~ドル円展望~6月1週目経過時点です※修正した最新版です※
2か月振りの投稿となりますね。
相場の皆さまお久しぶりです!
さて、先週金曜日に発表された雇用統計では、結果自体は予想を上回り上昇。
同日に直前まで下落基調だった分もあってか、1円以上大きく値を伸ばしました。
私は指標の予想等はあまり得意では無いので、実際どちらに行くのか等は分かりませんでしたが、市場の予想では下に向かっていくと考えていた人も多かっただけにある意味サプライズな動きになったのかもしれませんね💦
今回の結果に対して界隈では色々と異論があるようですが、私にはそれぞれの意見にも甲乙付け難く、ましてやそれに対して特に意見することはありません。まぁつまり、「正直よく分からない」とだけ言っておきましょう。
そんな私ですが、私の中でファンダメンタルは重要な事とは重々理解しているつもりでも、私のテクニカル主体のトレードの本質とは結局の所、今起こった結果とその事実に対して後追いする立ち回りしかできないので、これからもそれをやっていくのみです。
:前置きが長くなり申し訳ありませんでした。それでは本題に入ります。
6月に入ったので、まずは先月までのドル円の月足チャートから見ていきますが、上位足であるほど大筋の環境認識として見ていきます。
【月足】⇊
皆さんもお分かりの通りですが、4月が大陽線で、直後に為替介入があった為下落して、一時的に5月は全戻ししていましたが、最終的にその下げ分もほぼ折り返し戻して5月は長い下髭となり、今月に入ってもまだ4月の高値には到達していませんね。
先月の時点でも高値を更新していなかった事に加え、先月の各経済指標ではドル安を示唆する様な結果が多く、徐々にドル安の雰囲気になっていた所に先週金曜日の雇用統計でその予想を裏切るかの様にドル高の結果となり急上昇したせいで、今月はまた下に髭を付けている状態です。
大筋では私の中でドル円は上目線であり、大まかには黄色矢印の様な上昇のし方になると予想しています。(過去の投稿でもその話はしていますのでご覧ください)
とは言え、まだ今月の足がどうなるかは全く計り知れません。
今はそういう髭の大きくなるような不安定な動きの最中であるという事は、何となく伝わったかと思います。
というか伝わって欲しいです。
では次に週足です。
【週足】⇊
週足では、先週は下髭の長い陰線となりました。
週足チャートでは、テクニカル的に言うとアセンディングトライアングルの成立後、上にブレイクし、その後介入が入ってきて、結果的に介入がそのアセトラの上限ラインである凡そ152円までのロールリバースとなり、それがレジサポ転換し、現在の位置までの上昇となっています。
そして、現在はまだエリオット推進波の5波の最中であると考えています。
先週は、金曜日の上げが無ければ、もっと大きな陰線になって再度152円すら目指し、介入後の安値を超える下げが有れば、ダウ理論的にはエリオット5波も終了していたのかも知れなかったのでしょうが、たらればの話は相場では無意味なのでやめます。
それよりも、「下髭の長い陰線」という事実を基に私は考察していきたいと思います。
まず、先週までの時点では介入後の戻しから既に157円台まで到達しており、既に前回の介入があった価格帯迄到達しています。
現時点では再度介入、等と言う話は殆ど出てきていませんが、やはり先週末の雇用統計で起こった上昇によって、今後また更に上昇の流れが継続していくなら、目先の再度157円台に乗せ先週までの高値をも超えて158円台も見えてくれば、また必ず為替介入を警戒した動きは出てくると思います。
つまり、何が言いたいのかと言うと、介入介入と言われているうちはむしろ上昇の可能性はあるし、週足レベルでみてもまだまだ目線は上と見ているということです。
数ある下落想定の中でも、最近起きた介入の事を意識する(というか意識せざるを得ない)のはしょうがないし勿論大事ですが、気にし過ぎるとテクニカルの勘が鈍ります。
何度も言いますが、私は基本的には既に起こった「事実」を基に考察し、動きます。
その基本的な考えの基、次からは戦略的な説明と共に日足を見ていきましょう。
【日足】⇊
昨日の日足は見ての通りの陽線ですね。
昨日まで雲の中に刺さっていたローソク足も雲を上抜けし、遅行スパンはローソク足の上に抜け、一目均衡表でいう所の三役好転の状態に戻りました。
勿論、上昇の可能性を示唆する要素はそれだけではありませんね。
日足の確定足で5日移動平均線と20日移動平均線の上に位置してきた事や、先週の間には153.6の押し安値を割らずに6/5には包み足(2本の線で構成されるので洋語ではツーバーリバーサルとも言いますが)のプライスアクション発生と、その翌日6/6日の陰線を6/7の陽線で更に包み足となった事も、先週月曜日までの下落に対しての強い上昇転換の合図(押し目)であったとも捉えることができます。
まぁ、まだ戻り高値157.709を超えた訳では無い為、「上昇転換からの上昇継続」という確定事実までにはなっていませんが、今週以降はその可能性が有る事が見て取れます。
その上で来週の経済指標の予定を見てみると、重要イベントがあるのは6/12(水)21:30の米CPIと、同日の27:00からのFOMCM、27:30パウエル議長の会見があります。
以降は、6/14(金)正午前後 日銀金融政策発表
6/14(金)15:30 植田総裁の会見
と、こちらも重要イベントですね。※まぁこちらはFOMCが明けてから考えるとしておきます。
それまでの間は、少なくとも先週の上昇の流れが週明け月曜日から直ぐに、しかも急激に(金曜便分を全戻しするレベルで反落するというのはかなり考え難いです。
という事は、少なくともレジスタンスされる可能性の高い直近戻り高値ラインまでは、ゆっくりでも上昇していく公算は高くなるのでは?と考えがまとまってきます。
勿論下落シナリオが無いわけでは無く、多少なら現在地点より下落していくシナリオもある事を忘れないで欲しいですが、仮に下落した場面では、更に時間足レベルの下位足で見たMAや水平線などをサポートに少なくとも水曜夜までは、デイトレでは押し目買い戦略の優位性が高そうかなと私は考えています。
という事で下位足の4時間足を見ていきます。
【4時間足】⇊
4時間足は以前まで続いていた4時間足レベルの上昇トレンドの、最高値157.709を左側トップにみた場合のダブルトップ天井が確定したと見ていた天井圏ネックラインでもあった156.580を再度上抜け(一度下抜けたサポートラインを再度レジサポ転換している為今はサポートラインと見る)しています。
ただ、その後はローソク足実体が現在の終値である156.77付近で止まっており、一瞬は勢いで157円まで到達した先は現在髭となって確定しています。
この高値の157.0辺りには、下降トレンドラインと、以前まで機能していた上昇トレンドラインとが交差している位置になっており、それぞれはレジスタンスラインとして機能する可能性が有るラインで、そして今はまだ下降トレンドラインの下に位置しています。
短期レベルでは現在、この157.0という価格帯が更なる上昇を邪魔している様に思えるので、週明けからはこれを超えるか否かでその後の展開が決まりそうですよね。
そして、現時点での私の見解では、ローソク足の動き的に早めにもう一度くらいは157円乗せチャレンジをしそうな勢いがあるのではないかと考えていますが、結局短期間では抜けれずに一旦は押し戻される展開を予想しています。
というのも、現時点では大陽線直後(急上昇直後)であり、まだ4時間足20SMAや更に下位足の1時間足20SMAとの乖離も大きくなっている事などから推測して、更に真上にはハッキリとした抵抗がありそう…と考えれば、恐らくはそれを背に一旦押してくるはずです。
勿論そのまま軽々と上抜けの可能性も有りますが、その場合は伸びた先からの急落には注意したいですよね。
結論として、週明けはまず押し目が来るのを待って、上抜けしたての日足及び4~1時間足レベルのサポートとなりそうな20SMAや20EMA又は1~4時間足200SMA,EMAなどの各平均線までの押しからの反発を期待した押し目買いや、157.0で頭を押さえられた場合のみにその押し目となる位置までの反落狙い売りのどちらか又はどちらもでやっていきたいと考えています。
という事で一応1時間足チャートも載せておきますね。
【1時間足】⇊
とりあえず、今の予想に近い動きで行きそうなら月曜~火曜日位まではこのシナリオで行けると思ってますが、チャートの動き方次第では予想は現時点でのものからガラッと変わる可能性も十分あるので、その場合は勿論毎日のデイトレシナリオ予想をSNSで発信していきます。
という事で今週もコツコツ積み重ねて頑張っていきましょう!!
※(最後まで読んでいただきありがとうございました!誤字脱字、説明が不足していた箇所等、修正箇所が複数あり、失礼いたしました)
続伸か調整か先週末金曜日にゴールドは続伸
当初行って2077までかと思っていましたが2088まで伸びました。
久々の1%以上の動きとなり行き過ぎるところもゴールドらしい動きでした。
とはいえフォークは効いているようです。
今日の戦略
・一旦ショートです。RSIの調整に伴う調整下げがあるのではないかと考えています。
・調整のさなかで急に上げたりしますがそこがロング玉の誘い出しになることが多いです。
・もちろんそのまま上昇していく可能性もありえますが、5分の移動平均線をみつつ2084近辺でショート、損切は浅く2065のサポレジチェックゾーンをゴール設定とします。
ショートが伸びた場合は2060です。
・ローソクを見ながら底でロングを積んでいく。ゴールは2120.
こんな感じです。
20240527(月)日経225先物 日中デイトレ シナリオ60分足:実質下降トレンド/短期上昇波動 75MA下
15分足:上昇トレンドの/短期下落波動 75MA上
60分足は実質下降トレンドの調整中、15分足は上昇トレンドの調整中でボトム38,360から6波動目
A:38,880より上:実質下降トレンドの60分足の調整が61.8%以上の戻しで、戻し過ぎ、75MA上で上有利と考えて、上値は追わずに5分足のあや押し
か、下がらない事を確認してからの買い場探し
B:38,880~38,710:60分足は実質下降トレンドの調整中、15分足は上昇トレンドの調整中で75MA上になり、トレンドのが違うので様子見
C:38,710より下:実質下降トレンドの60分足のピーク確定で調整終了、15分足も75MA下になり、38,360を目指す動きで下有利と考えて、下値は追
わずに5分足のあや戻しか、上がらない事を確認してからの売り場探し
ダブルトップかロング中の調整かようやくダブルトップぽい形状になりました。
値動き荒いですが久々のショートターンになっています。
4時間75EMA付近のフォークセンター、ダブルトップネックラインを突破しています。
まず考えられるのはこれは新たな上昇に向けての調整なのか、このまま下向きに掘り続けるのかです。
もしダブルトップならば4時間288付近に日足48が重なりますのでそこら辺までは潜在的に下げる可能性を考えています。
そうなった場合も一度日足基準線付近で止まるだろうと思います。
そして、ネックラインのサポレジの確認もありえます。
色々選択肢は出てきますが、目安となる線が多いので慌てずに乗っていけばよいと考えています。
ドル円週足以下の展望4/15~【週足】
先週はついに2年弱続いていた152円のレジスタンスを確定足で突破。
終値は153円台で確定しました。
重要な節目のラインを突破してきた事で、市場からの反応でも徐々に150円台から次の160円台が現実味を帯びてきたと感じています。
先週の主な上昇のきっかけとなったのは4/10の米CPI(消費者物価指数)。
結果が予想より上振れた事で、レジスタンス突破と共に大きくドル高に反応。
ファンダメンタルを伴ったドル高の発生で起きた値動きにより、週足のローソク足が確定してきた事でより上位足のテクニカル的な根拠も揃い、やっと本質的に方向感を示す動きを見せ始めたとも感じています。
とは言え、円安は一国民として容認し難い事ではありますが、1人のトレーダーとしては今週以降の動きが活発化する事に期待したいですね。
次に、ドル円と合わせてJXY、DXYチャートの日足も確認していきます。
【ドル円日足】
【JXY日足】
【DXY日足】
ドル円日足は2022年からの高値ラインを明確に超えてきました。
DXYも日足で先週までの直近高値105.0台を更新。(ドル高)
JXYはドル円と同じく2022以降ずっと下抜けされずに意識されたいた安値65.81をそれぞれ更新。(円安)
これによりドル円も先週まで高値圏でもみ合っていた時間足レベルのレンジもブレイク。
相場は基本、~「レンジ」→「ブレイク」→「トレンド」→「レンジ」~のサイクルを繰り返して出来ていますよね。
先週はレンジ→ブレイク...すると次は、今週からはトレンドの発生!?となるかどうかですよね。
テクニカル的には、先週初めに気になっていた一目均衡表の転換線も再度下抜けることなく、大きく上昇してきたことにより、再度上昇目線が強まってきています。
ファンダを伴った上昇要因で高値ラインも明確に突破した事で、市場参加者の殆どが更なる上値を意識している事は間違いないでしょう。
ただ、同時に先週時点では口先までにとどまっている、「為替介入」への警戒感もより強まる事になりました。
今は、それがどこでいつ起きるのか?を議論する方も多い事でしょう。でもね、そんなのはその時になってみないと分かんない事です。
私も周りと同じように強く意識はしていますけど、それ自体をトレードのネタ(材料)→トレード根拠とまでは考えていません。
それと、中東問題によるリスクオフの動きは無くなっていません。週末もそういう動きはありました。(4/13~14のサンデードル円の下落でも動きが分かります)
下落の要因が無くなったわけでは無いし、上目線だからって2年前の様にどんどんロングすりゃいいって相場でもないです。というか、今はそれとは全く違う相場ですから。
つまり、ハッキリ言うと私は介入期待で入れるショートは初めから入るつもりはありませんが、やるなら介入後のカウンターでロングをしたい派です。
しかし、中東問題でのリスクオフへの警戒や、勿論為替介入への警戒心は強く意識した立ち回り方をしていきたい。※ショートしない、できないとは言っていない。
カウンターロングをどこでいつやるか等は今回ここではお話しませんが、冒頭でも話した通りすでに先週時点でファンダを伴って目線は上であると方向感も出てきている以上は、よほどその状況が覆されない限り、為替介入は押し目と考える方が優位性が高いと考える側の人間ですので...。
ただね、これだけ為替介入が起こる可能性が高まっている以上、そのボラを狙う人も少なくないとは思います。実際に、153円を突破しても尚多いショートポジションが市場から消えてない事がそれをものがたっていますよね。
為替介入狙いのナンピンショートは頑張ってお金を積めば(含み損に耐えきる資産を準備すれば)もしかしたら当たるかもしれない宝くじと思えば、実際に宝くじを買うよりは良いとも思いますが、百歩譲ってそれを投機として見ても、それくらいギャンブル要素が多い手段であるという事は覚悟して取り組むべきだと思いますね。
宝くじは当たりが発表されてから当たり券を現金に交換するまでに1年の猶予がありますが、
もし介入が起きたとして、下落後に利確までどれくらいの期間の猶予があるのでしょうね?凄まじいボラで常に変動するレートの中で、一体どこで利確するつもりなのかですよ。
下手したら、微益で終わるとか、建値迄戻ってくるか、逆に損切...なんてこともあるかもしれません。これで分かった事は、少なくともFXは当たった時点で当たりが確約されて換金までの猶予も設定されたしかも非課税の宝くじではないって事ですねw。当たり前ですが。
まぁこんな風に言ってますが、私だって勿論、下落した場合の事はちゃんと考えています。
そうでなければ介入後にカウンターのロングなんて狙えないですからねw
先週書いたドル円展望では大きく下落した場合「どこまで落ちるのか?」という事は既に先んじてお話しています。
ですからショートする事、している方を煽るつもりは全く無いです。ロングだってそれは同じ事ですからね。
だらだらと色々話をしましたが、結局どんな事が起きるか分からないのが相場です。
だからこそ、常に逆の立場になってあらゆる方面から最悪のシナリオまで想定するのが優秀なトレーダーです。
時間足レベルの展望は、いつもながらまた別のところでやっていきたいと思います。
今回は先週までの週足と日足の振り返りを書きました。
今回も最後までありがとうございました。