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「GLDが弱いときのトレード術」──金の押し目買い戦略 #トレードアイデアラボ

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どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。
前回のトレードアイデア(※関連アイデアのリンクを参照)でお伝えしていた通り、金(ゴールド)は3260ドルのミスピボットラインに向けてだらだらと下落し、タッチしてから反転上昇。そして現在、直近期日の先物価格へとしっかり到達。流れとしてはゆっくりですが計画通りの展開となりました。金のETFであるGLDがまだまだ弱いですからね。

ここからは、次のトレードアイデアに移ります。



■ 今後のシナリオ:じり上がりの中で押し目を拾う!

まず、週末ごとにCFTC(アメリカ商品先物取引委員会)から発表される投機的ポジションを見てみると、先週から増加に転じていることが確認できます。これは、「プロ」が金の上昇を織り込み始めている明確なサイン。

次のターゲットとしては、
• 先物価格:3450ドル
• ゴールドマン・サックスが示唆する:3500ドル

この2つを目指す動きが想定されます。
ただし――

ここで注意したいのが、ETFであるGLD(SPDR Gold Trust)の動きです。
実は、まだ弱さが残っています。これが意味するのは、「一気にドカンと上昇」というよりも、じりじりとした上昇になる可能性が高いということ。

つまり、今回の戦略は…

デイリーピボットを頼りに押し目を拾う「じり上がり相場」対応型の戦術。

です。



■ シンプルなアイデアにこそ、強さがある

ここでひとつ、「オッカムの剃刀(Razor of Occam)」という概念をシェアしておきましょう。
これは、古代から伝わる思考の原則で、こんな意味を持ちます。

「同じ説明ができるなら、最もシンプルなものを採用すべきだ」

トレードにもまったく同じことが言えます。

例えば、あれこれとインジケーターを重ねたり、複雑な数式を持ち出しても、「なるほど」と思えるアイデアでなければ意味がない。
逆に言えば、誰もが見て納得できるようなシンプルなトレードアイデアこそが、実際の相場でももっとも機能するということです。

Aさんも上昇だという。Bさんも上昇だという。
でもAさんはとてもシンプル。Bさんはよくわからない理論や数式、果ては聞いたこともないインジケーターを持ち出したり、ロジックを示さずこういうパターンだからという。

どうせ当てるならシンプルなAさんのほうが優位性があるのです。たくさんの選択肢があるならまだしも、トレードって売るか買うかの単なる二択ですよ?それに手順がシンプルで明確なら負けた時に修正するのも早いですからね。

Bさんに限って当たったことを吹聴するような人たちだったりします。自分の手法をひけらかしたりね。僕らトレーダーって、当たりを競う“競馬の予想屋”みたいな商売じゃない。



■ まとめ
• 金は3260ドルのミスピボットで反転 → 先物価格に到達
• 今後は3450~3500ドルのターゲットゾーンへ
• GLDが弱いため、急騰ではなくじり上がり
• 押し目買い:デイリーピボットを活用
• トレードアイデアは「シンプルさ」が命



「え、これだけ?」
って思った方もいるかもしれません。

はい、これだけです。
だからこそ、勝てるんです。

複雑さの中に優位性を求めるより、本質を突いたシンプルな発想を徹底的に磨く。
それが、僕たちの戦い方です。

今週も一緒に、淡々と、狙っていきましょう。

それではまた!
トレード稼働中
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ノート


追記:お伝えしていたとおりじわじわと上昇してますね。ピボットポイントを使って買い上がります。

では、本日も相場に寄り添い、猫に寄り添いながら行きましょう!
ノート
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追記:相変わらずGLD(SPDR Gold Trust)が弱いですね。300ドルを切ってはいないものの305ドル付近まで落ちてきました。22:30ころGLDがオープンしてギャップアップしていない限りは積極的に金は買っていけない状況です。
ノート
現在は、先物3310付近に収束してきておりミスピボットも近いです。さらにその先の先物も弱含んでおります。

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